こんにちは。
宮城県・仙台の転職エージェント リージョンズ キャリアコンサルタントの古川です。
『わかりあえないことからーコミュニケーション能力とは何か』平田オリザ著 講談社現代新書をご紹介します。
「はじめに」のところの一節...
本書は、題名を『わかりあえないことから』とした。日本のコミュニケーション教育は、
あるいは従来の国語教育でも、多くの場合、それは「わかりあう」ことに重点が置かれて
きたように思う。私は、その点に強い疑問を持っている。
わかりあえないところから出発するコミュニケーションというものを考えてみたい。
そして、そのわかりあえない中で、少しでも共有できる部分を見つけたときの喜びについても
語ってみたい。
劇作家の著者が演劇を通じてコミュニケーション問題への取り組みを提示している内容です。
世間で使われているコミュニケーション能力、教育というものに対して多角的に考えを深めるための一冊です。
今や、企業が新卒採用にあたって最も重視している能力は、9年連続で「コミュニケーション能力」(80%超)だそうです。
しかし、このコミュニケーション能力とは一体何なのだろう?
そして、この重要とされる能力を高める学びは行われているのだろうか?
価値観もライフスタイルも多様化した今、「わかりあえない」ことからはじめても良いのではないかと提起されたこの本は、
「コミュニケーション」についてもう一度考え始めるきっかけになるのではないかと思います。
自身や組織内のコミュニケーションについて、改めて考えてみてはいかがでしょうか。
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