2018/04/11Wed

本質的な待遇とは何か
by 大石 豊研究員

先日、ある経営者の方をインタビューさせて頂く機会に恵まれました。

その企業は、ともすると一般的には「3K」と言われる業界にあたるのですが、
何が良い「働き方」なのかを考える上で非常に示唆に富む実践をなされていました。

その経営者の方は「地域を良くするために会社がある」とおっしゃっていました。個
人の力で、地域に貢献していくには限界がありますが、多くの人間であれば
出来る。それを組織でやろう・そういう場所で企業であろう、と自社の経営を捉えて
おられました。そのために、「社員が仕事を通して地域への貢献感を実感し、自ら成
長していける仕組みを回していく」というのが、その方の方針です。

前述した方針を実現させるために、膨大な時間と労力をかけて社員教育にも取り組み
、正しい行動の実践を促す仕組みを徹底しています。出社から退社に至るまでの行動
規範を細かく定めたマニュアル。小さな成功体験を感じられる、小さな成長のPDCA
が仕組みとして回るようなプロジェクトなど。また、家族そろっての野菜作りや、家
族の方の職場見学など、自身の仕事や職場をご家族に理解してもらえるような社内イ
ベントも多数開催されていおり、従業員の家族全員が会社に対するロイヤリティーを
感じる取り組みとなっていました。

こうした実践の背景には、「『売上をあげろ』の言葉に、人の心は動かない」という
信念があります。仕事や仕事に関わる出来事一つ一つを通して、社員と心を通わせ「
金銭ではなく豊かさ」を感じて頂く事で、社員は主体的に成長していく、というのが
その方の信念です。それにより、社員が給与のためではない仕事が出来るようになり
、成長し、その社員により自社が理想としている事業が回っていく、という循環が同
社には生まれていました。

最も印象に残ったのは「心を通わすこと」で社員の主体的な成長が回り始める、とい
う言葉です。私の息子は、同社の車が通ると「あ、●●だ!」と手を振りますが、それ
は同社の社員さんが手を振り返してくれるからです。そういった心の通った仕事ぶり
が、地域住民に愛され、それを感じた社員がより良いあり方を目指す、という、「良
い心」の「循環」を生み出しているのが同社の経営でした。そしてその事に細やかに
気を使われ、厳しく徹底して実践してこられたその方に、何より「会社というファミ
リーに対するあたたかみ」を感じました。

働き方改革が叫ばれる今、従業員の「働き方」の向上を考える上で給与に代表される
定量的な待遇は非常に大切ですが、一方で、従業員にとっての本質的な意味で「待遇」
とは何なのか、考える契機になる取材でした

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