2022.04.21
34歳男性が育休を取得してみての感想~新生児と共に過ごした9日間編~
こんにちは。リージョナルキャリア宮城のコンサルタント、菅原です。
第一子の誕生に伴い、2022年3月28日~4月1日まで育児休業を取得しました。取得期間前後の土日を足すと合計9日間のお休みです。リージョンズでも正式な「男性の育児休業」は初とのことでしたので、お休みの間私が何をしていたか・どんなことを考えたかを共有したいと思います。
育休中に行ったこと
育児休業期間中に私が行ったことは下記の通りです。
・おむつ交換(多いときで1日15回程度)
・ミルクあげ
・沐浴(YouTubeをたくさん見て勉強しました)
・家の掃除
・洗濯(子供用・大人用、素材などで洗剤も分けるため複数回実施)
・大人用の食事作り
・子供の爪切り(新生児の爪は信じられないくらい早く伸びるのですね)
・買い物(ネット通販では間に合わず、ミルク関連用品やおむつを買いに走りました)
・区役所への申請業務(医療費助成や児童手当をはじめ、たくさん手続きしました)
おむつ交換やミルクあげは妻と協力して対応。外に行く用事や子供から目を離して対応しなければならないタスクを私が専任で対応する、という感じでした。
育休取得前は「お休みをいただいている間、もしかしたら隙間時間とかあったりして。積読消化するタイミングあるかもな」などと甘っちょろいことを考えていました(笑)。
しかし実際は積読を思い出す暇すらありませんでした。2~3時間ごとにミルクとおむつ交換を行い、出てきた大量の洗濯物を洗い、妻と子供が寝ている間に買い物に行き、食事を作り、お風呂(沐浴)に入れて、寝たと思ったら授乳の時間がきて、気づいたら朝......という、目まぐるしい日々でした。
もともと家事は好きなのでそれはよいのですが、未知の生物「赤ちゃん」を育てることは、全てが未知の領域です。「わからないことがあったらその都度調べる」「育児の大先輩である妻のお姉さんに教えを請う」という状態だったため、何を行うにも時間がかかっていました。今もまさに手探りの日々を過ごしています。
育休中に感じたこと
我が家は母乳とミルクの混合だったため、どうしても妻が母乳をあげる機会が多くなります。ただでさえ産後の疲労困憊の中、2~3時間おきの授乳による睡眠不足、新生児相手の勝手のわからなさなどから妻の神経がすり減っていくように感じました。いくら「自分にできることは率先してやろう」と思っていても、授乳などは男性である私が代わることもできず、歯がゆい思いをしました。
そんな状況でしたが、育休が明けたら私は仕事に復帰するため、日中は妻ひとりで子供のお世話をすることが増えます。お休みが明けた後も問題なく暮らしていけるように、下記の対策を考えました。
・妻の睡眠時間を極力確保する。自分にできることは朝や夜、休日に率先して行う
・主に時間がかかるのが食事作りのため、作りおき料理などを準備しておく
・(どうにもならなかったら)妻の両親や自身の両親に協力を仰ぐ
具体的な対策をたてたことで、妻と子供のそばにいられる時間が少なくても、「自分にできることはある」と少し自信をもつことができました。
現在は上記の対策を実行しながら、さらに1日・1週間の時間をうまく使うために工夫をしています。何とかうまく回りそうな手応えを感じ始めている最中です。
育児休業の取得について考えてみた
正直な気持ちとしては、お休み中も仕事のことは気になっていました。
私は今回短いお休みを頂いたため、結果的にはそこまで影響は出なかったように思いますが、もし中長期で育休を取得していたら、もっとしっかりと引継ぎや打合せをしておかなくてはいけなかったと感じています。
「休むことで自分のキャリアはどうなってしまうのだろうか」と、漠然とした不安を抱くこともあるのではないでしょうか。これは男女の別なく、仕事をしている方であれば誰もが気になる部分だと思います。共働き家庭が増加の一途をたどるなど、社会がどんどん変化している今だからこそ、上記を丁寧にフォローしていくことも、企業に求められる要素なのだな、と感じています。
育休を終えて
色々大変なことばかりを書いてしまいましたが、あらためて振り返ると非常に楽しい、何にも代え難い9日間でした。「今しかできない」という体験が盛りだくさんだったように思います。そのため「育児休業を取得できるのであればぜひ!」、と個人的には考えています。
・新生児の泣き声が、あんなに鼻をふがふがさせるものだとは知りませんでした。
・爪の硬さが、あんなに柔らかいものだと知りませんでした。
・うんちの匂いが、あんなに酸っぱい匂い(乳酸菌?)だと知りませんでした。
・ノーモーションで、ミルクを逆噴射する生き物だと知りませんでした。
まだまだ知らないことだらけですが、これからどんな新しい世界が待っているんだろう?とワクワクしています。
コロナ禍での出産となったため、退院まで妻子と直接会うことができず、ビデオ通話の画面越しに我が子を見るだけでした。そのため、自分が父親になった実感があまり湧かなかったのですが、いざ抱っこしてみると、なんとも言い難い感情が芽生えるのを感じました。こんな感情を味わえるのも、快く育休を取得させてくれた周囲の協力があってこそだと、あらためて感謝の念を抱いています。
これから「育休の取得を考えていて......」という同僚が新たに出てきたら、私も快く「とってきなよ。大変だけど、それ以上に楽しいよ」と、背中を押したいと思います。
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