地域情報ブログ

その他2023.02.06

【懐かしのローカルメニューも】仙台市の学校給食

「仙台の学校給食がひどい」という噂があるようです。

Googleのサジェストでも...


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※筆者検索(2023年2月6日)


仙台市民として悲しい限りです。小学校のころは給食の時間が楽しみだったという方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、仙台で給食を食べて大きくなった筆者が学校給食について調べてみました!


仙台市の給食 基礎知識

仙台市の給食の調理方式は、学内の給食室でつくられる単独調理方式と、センターから配送される給食センター方式があります。小学校はちょうど半々、中学校は8割程度が給食センター方式です。


▼給食センターの献立例

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引用:仙台市HP 学校給食について 学校給食センターの献立(最終閲覧日:2023年2月6日)


給食センター方式の献立は自治体のHPで発表されています。児童のリクエストメニューも取り入れられており、とっても美味しそうです。学校調理の場合は各学校のHPで献立表を見ることができます。


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引用:仙台市HP 学校給食について 今月の献立表(最終閲覧日:2023年2月6日)


気になる給食費は、1食あたり290円(令和4年度)。昨今は食材価格が上昇しているため、仙台市予算から食材費が補助されています。ちなみに富谷市や気仙沼市では2023年度から小中学校の給食費が無償化されます。宮城県にはすでに無償化が進んでいる自治体が複数あるため、子どもがいる家庭にとっては気になるポイントです。


100%宮城県産のお米、赤みそ、牛乳

給食のご飯はすべて宮城県産の「ひとめぼれ」です。宮城県産米の銘柄(ササニシキ、つや姫、だて正夢、金のいぶきなど)を食べ比べるという食育学習を行う学校もあるそうです。


米粉パンやきな粉も宮城県産ひとめぼれです。筆者が小学生のころは米粉パンなんてありませんでした...時代を感じますね。ちなみにパンに使われている小麦は宮城県産と北海道産ゆめちからのブレンドです。


お米以外にも、赤味噌は仙台みそが使われていたり、牛乳も宮城県産だったりと、できる限り多く地域の食材を味わってほしいという思いが込められています。


宮城のご当地メニュー

地元ならではの食材や料理が登場することも給食の楽しみのひとつですね。ここでは宮城県のご当地メニューの一部を紹介します。


・サメのフライ、フカヒレ(気仙沼市)

・クジラの竜田揚げ、ホヤのペペロンチーノ(女川町)

・牡蠣とイカのチリソース(松島町)

・はっと汁(登米市の郷土料理)、けの汁(津軽地方の郷土料理)

・はらこ飯風まぜご飯、おくずかけ(宮城県南地方の郷土料理)

・笹かまぼこ、油麩丼、学校畑で収穫した枝豆でずんだもち(仙台市)

参考:宮城県学校給食の地域食材利用について取り組んでいる事例(抜粋)(最終閲覧日:2023年2月6日)


美味しそうなメニューが並んでいます。宮城出身の方は懐かしく感じるのではないでしょうか。


仙台出身の筆者が懐かしいと思うのは、ずんだを使ったメニューです。中でも印象的だったのはこちらです。


ずんだ春巻き


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引用:河北新報 仙台伝説の謎給食「ずんだ春巻き」とは子ども思いの栄養士さんが発案したメニューだった(最終閲覧日:2023年2月6日)


甘いずんだあんを春巻きの皮で包んで揚げた一品です。給食でしかお目にかかれません。なぜか登場回数が多いメニューで、筆者も月1回程度は食べていた記憶があります。


外はサクサク、中は鮮やかなずんだ色で、単品ならとても美味しいのですが......その甘さゆえご飯に合うとは言い難く、牛乳じゃんけんのように争われることもなかったこちらの一品。


今もあるのか気になって調べたところ、チーズが入るなどマイナーチェンジを繰り返しながら徐々に登場回数が減少し、2018年にその姿を消したそうです。理由は「献立の組み合わせが難しい」とのこと。

そこまで好きではなかったのに、もう食べられないと思うと食べたくなるのが不思議です。


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ずんだ春巻きの献立 引用:河北新報 仙台伝説の謎給食「ずんだ春巻き」とは子ども思いの栄養士さんが発案したメニューだった(最終閲覧日:2023年2月6日)



懐かしのずんだ春巻き。どこかで食べられないか調べたところ、仙台市青葉区の中華料理店「紅龍」にあることがわかりました!

子どものためにと20本以上買う人もいる爆売れメニューということです。近々、食べにいきたいと思います。



ここまで仙台市の学校給食について紹介しました。宮城県庁や仙台市役所の食堂では、大人も楽しめる給食フェアが開催されることがあります(不定期)。気になる方はぜひ足を運んでみてください。


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