2023.05.30
【2023年版】名取市閖上のおすすめスポット5選
こんにちは。リージョナルキャリア宮城のコンサルタント、佐藤です。
宮城県名取市の閖上地区は東日本大震災で大きな被害を受け、津波により約800人の尊い命が奪われました。震災後、閖上では被災地の再興に向けた活動が続けられてきました。
歴史ある「ゆりあげ港朝市」の再開や商業施設「かわまちてらす閖上」、名取トレイルセンター、名取市サイクルスポーツセンター、震災復興伝承館などが次々にオープンし、震災前の賑わいを取り戻す努力がされています。
今回は閖上地区の人気スポットを訪れましたので、オススメポイントと共にご紹介します。
【閖上の人気スポット】
- ・ゆりあげ港朝市・メイプル館
- ・名取市サイクルスポーツセンター
- ・震災復興伝承館
- ・かわまちてらす閖上
- ・名取トレイルセンター
【閖上地区へのアクセス】
車：JR名取駅国道4号バイパス名取市市街地より約6km約15分（無料駐車場あり）
バス：乗合バスなとりん号 JR名取駅「閖上線」で約17分（土日は1日8本）
バスで現地に行って徒歩で各施設を回ることができます。
NATORI YURIAGE MAP
画像引用：名取市観光物産協会NATORI YURIAGE MAP（最終閲覧日：2023年5月30日）
ゆりあげ港朝市・メイプル館
ゆりあげ港朝市は、約30年前から日曜・祝日に開催されています。
新鮮な海の幸、とれたての野菜、果物、お食事処が勢ぞろいする約50店舗の朝市です。地元の人だけでなく観光客も多く訪れます。ここで購入した新鮮な魚介類をBBQスタイルで調理して食べることもできます！
おいしいものが沢山あるので、なるべく朝ご飯を食べずに行くことをオススメします。また、10時頃には品物が少なくなってしまう場合があるので早めに行くと良いです。
メイプル館では、地元の特産品やお土産品が販売されており、レストランやカフェもあります。
朝から大勢の人が集まります。お酒を飲むこともできます（小声）
新鮮なおさかなを格安で購入できます。
この日はホタテとカキを購入している人が多かったです。1皿1000円と書いてありますが、ボリュームがすごいです！
購入した新鮮な魚介類をこちらのBBQスペースで調理して、炉端焼きを楽しむこともできます。
ラーメン店、そば屋、焼き鳥屋、沖縄料理店（！）と多種多様なお店が入っており、楽しめます。
この日は、春の山菜の代表格タラの芽、こごみ、こしあぶらが売っていました。これまた安い！
【私のオススメ】
①赤貝
ミシュランガイドで三ツ星を獲得するほどの高級寿司店に「アカガイは閖上産だけを使う」と言わしめるほど、閖上は赤貝の産地として有名です。
※この日は売っていなかったため画像はありません...。
②せり鍋
名取市は「せり」の名産地です。名取で取れたせりを使ったせり鍋は絶品！
写真のせり鍋は350円とリーズナブル。具は、せり、ちくわ、鶏肉、キノコ、ダイコン、人参、ごぼうと見た目以上に具だくさん！とても美味しいです！
これだけでお腹一杯になってしまいました。せり鍋が食べられるお店は3店舗ほどあり、店によって味が違います。せりが収穫できる秋・冬（GWごろまで）の限定メニューです！
③水餃子
次のおすすめは水餃子。ゆりあげ港朝市ではこの水餃子を無性に食べたくなります。
キムチトッピング無料というのも嬉しい。一口噛むと肉汁がジュワ～と出てきてとてもおいしいです！
ちなみに、私は今回食べられませんでした...。理由はさきほどのせり鍋でお腹がいっぱいになってしまったからです。一人で来たので、ボリューム満点の餃子を食べられる自信がなく泣く泣く断念しました。やはり朝ご飯は抜いてこないといけないですね！
この水餃子は豊華（ほうか）という店が提供しています。平日に食べたい方は仙台市太白区にある店舗で食べられます。また、名取市のふるさと納税返礼品にもなっているそうなので、興味がある方はチェックしてみてください。
④イベント「セリ市」
ゆりあげ朝市を訪れる人に見ていただきたいイベントは「競り」です。なんと、誰でも参加できます。
参加は無料。様々なものが出品されます。
朝9:30から商品が並べられ、10時になったらセリ市がスタート。受付で番号がかかれた「うちわ」をもらって、自分が欲しいものが読み上げられたら、うちわを上げます。自分の番号が読まれたら商品ゲットです。ライブ感溢れるイベントです。
野菜、飲み物、お菓子、肉、魚等多種多様なものが出品されます。
うちわを上げて、番号が読まれたら商品ゲット！この日は高確率で入手できていました。
◆ゆりあげ港朝市
営業：日・祝 6:00～13:00（月～土は休み）
※メイプル館 月～土（木曜定休）10:00～16:00 日祝6:00～13:00
名取市サイクルスポーツセンター
「名取市サイクルスポーツセンター」は、1周4キロの「サイクリングロード」や「おもしろ自転車広場」、ハンバーグの人気店「HACHI」が運営するレストランに加え、3×3コート、スケートボード場、フットサルコートのスポーツ施設を完備！
宿泊施設の名取ゆりあげ温泉「輪りんの宿」は、天然温泉の日帰り入浴も可能な施設として生まれ変わりました。
施設内では最新のレンタル自転車、おもしろ自転車が借りられます。
入場料込み：一般500円 小学生300円
1周４ｋｍのコースを走ることができます。
施設外レンタル自転車もあります。閖上地区の周遊や、宮城県南浜街道サイクリングなどのサイクル観光が楽しめます。ロードバイク、クロスバイク、電動自動車が借りられます。
3時間：1000円 7時間：2000円
おすすめのサイクリングMAPもあります。ここを起点に少し遠出してみてもいいかもしれませんね。体を動かした後は、温泉に入りゆっくり休むのもオススメです。
名取トレイルセンター
ロングトレイルと歩く文化を発信する施設。ハイカーや地域住民、観光で来館された方がくつろぎ交流できる空間です。
4県28市町村をつなぐ全長1,000kmを超えるロングトレイル「みちのく潮風トレイル」に関する情報を得ることができます。
みちのく潮風トレイルの地図です。いつかチャレンジしたいという気持ちになりました。
伊能忠敬さんが作成した東北の地図も展示されていました。精密さにあらためて驚かされます。
震災復興伝承館
震災復興伝承館は、震災の記憶と教訓を後世に伝えるために建設された施設です。震災前後の閖上地区の様子や、被災者の体験談、復興に向けた取り組みなどが展示されており、津波の恐ろしさを知ると同時に、実際に津波が起きた時にどのように行動すべきかを学べます。
万が一のときに身を守る為の知恵を得るためにも訪れてみてはいかがでしょうか。
水深30cmのドアの重さを体験できます。かなり重たいです。パニック状態で開けるのは大変です。
このゲタを履くと30cmの津波を歩くときの重さを体験できます。重くて足を上げられるのがやっと。歩行はかなり厳しいです。
震災前の閖上地区の街並みが再現されています。津波の直後にはこれらの家々が流され、ほぼ更地のような状態になってしまいました。
建物の外には避難マップがあります。どこに逃げればよいかが分かります。
閖上地区には、津波の被害を受け、そのままの状態で残っている建物が存在します。
名取市震災メモリアル公園慰霊碑。この慰霊碑の高さと同じ8.4mの大津波が押し寄せました。
震災後に立てられたこのマンションは、津波の際の避難場所としても活用できるようになっています。
かわまちてらす閖上
かわまちてらす閖上は、旧貞山運河沿いにある複合施設です。カフェやレストラン、ショップなどが入っています。
震災前の閖上の街並みを再現した建物や、運河を眺められるテラスが魅力的です。地元の食材や特産品を使ったメニューや商品も豊富に揃っています。
長屋のようにお店がずらりと並んでいます。地元ならではの食材と旬の味覚を楽しむことができます。
名取市の名産品赤貝、しらす、せりなどの食材を使った料理。海鮮丼、ラーメン、洋食、スイーツなどバラエティに富んでいます。宮城県山元町で生まれた食べる宝石「ミガキイチゴ」を使ったスイーツ専門店もあります。
天気のいい日はテラスでのんびり景色を眺めながら、オリジナルドリンクで一息つくのも良いです。
かわまちてらすオススメの逸品「手造り生わらび餅 閖くらげ」。
ここでしか食べられません。生クリームと黒蜜がわらび餅に包まれています。この間違いない組み合わせ...絶品です！
SUP（サップ）体験もできます！
かわまちテラスの川を挟んで対岸には、「アクアイグニス」があります。時間がある方は、こちらもぜひ訪れてみてください。
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閖上の企業誘致について
名取市東地区産業用地には、水産加工団地をはじめとした様々な業種の企業が進出しています。
令和4年11月には名取市東地区産業用地における進出企業立地協定式が行われました。この協定締結により44の企業が進出することになりました。
牛タンの加工製造や販売を手掛ける株式会社陣中が、新本社・新工場を建設中。8月完成、10月稼働予定です。
▼「株式会社陣中」経営TOPインタビュー公開中です。
▼株式会社陣中に転職した方のインタビューを公開中です。
名取市閖上地区のおすすめスポットをご紹介しました。
震災から10年以上が経ち、新しい魅力を生み出している地域です。ぜひ一度足を運んでみてください。
※引用元を明記しているもの以外、画像は全て筆者撮影です。
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