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企業2024.04.10

【企業紹介】仙台発!新たな文化を発信する「株式会社万代」の魅力

こんにちは。リージョナルキャリア宮城のコンサルタント、佐藤理貴です。

今回ご紹介するのは、東北・北海道を中心に19店舗のリサイクルショップを展開する「株式会社万代」です。

仙台に本社を置き、時代に合わせて業態を変化させながら成長を続けています。

「売る」「買う」「遊ぶ」ことができる店舗づくり

リサイクルショップと聞くと「不要になったものを買い取ってもらう」「安く商品を購入することができる」といったイメージを持たれるのではないでしょうか。

欲しかった商品、お買い得品、懐かしさを感じる商品を見つける楽しさは、宝探しのようですよね。

多くの方が「売る」「買う」目的で訪れるリサイクルショップですが、万代の店舗の大きな特徴は「遊ぶ」こともできる場所だということです。

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※画像引用:万代HP「アミューズメントパーク万代仙台泉店」(最終閲覧日:2024年4月10日)

万代の店舗はアニメ、ゲーム、フィギュア、漫画などのサブカルチャー領域の商品が売り上げの主軸です。

リサイクルショップに多い日用品や生活雑貨を想像して店舗を訪れると、商品ラインナップやお店の雰囲気が全く異なるため、驚かれることも多いようです。

来店するたび顧客に驚いてもらえるよう、商品・サービスは常に変化しており、売り場も定期的にリニューアルされています。そのため、いつも新しい発見があり、何度でも足を運びたくなるような空間となっています。

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※画像引用:万代HP「アミューズメントパーク万代札幌手稲店」(最終閲覧日:2024年4月10日)

顧客を楽しませる工夫として、なんとお店作りや商品の選び方には専用のAIツールが導入されています。顧客動向の調査データ基に、各店舗の店長がイベント企画を行っているのです。

さらに、店舗に入ると驚くのはファミリー層の多さです。たくさんのクレーンゲームやガチャガチャが並んでおり、まるでアミューズメントパークのようになっています。

リユースとアミューズの融合

株式会社万代が目指すのは「リユース(再使用)」と「アミューズ(楽しむ・喜ぶ)」を融合した「総合アミューズメント企業」です。

単にものを売る・買うための場所ではなく、人々が集い、楽しめる空間を目指しています。

たとえば人気のクレーンゲーム「UFOキャッチャー」。アニメ、ゲーム、フィギュア、漫画などのサブカルチャー領域を主軸とする万代では、キャラクターグッズをUFOキャッチャーの景品としています。

ここで特徴的なのは、クレーンゲームで遊んだ人が、獲得した商品をその場で売却、さらにリユース品として購入できるシステムがあること。

この仕組みにより、ゲームが好きな人は景品の取り過ぎで悩むこともなく、さらに新たな景品獲得資金を得ることができますし、一方で景品が欲しい人はゲームに挑戦することなく、UFOキャッチャー限定の景品などを購入することが可能です。

ここまで知ると、万代は単なるリサイクルショップではなく、緻密な計算に基づいた総合アミューズメント企業へと進化していることがわかります。

万代は、ものを大切にするエコロジーの考え方、日本ならではのアニメ・ゲーム・フィギュア・漫画といったサブカル文化、生活の中の遊びという3つの要素を融合させ、新たな文化を創造しています。

事業を進化させ続ける倉橋純一社長

株式会社万代を語る上で、代表取締役社長である倉橋純一氏の存在は欠かせません。

倉橋社長について知るために、まずはX(旧Twitter)を見ることをオススメします。

どんなに忙しくても毎日欠かさずに投稿されている姿勢から、決めたことを実行し続ける意思の強さが伝わってきますし、経営・社員・事業についてどのような想いを持っているかを知ることができます。

社員にとっても、社長の考えをリアルタイムで理解できるXは貴重な情報源となっているようです。

さらに、Xを通してお客様との交流も積極的に行っており、生の声を直接聞きながら事業に反映することで、顧客満足度の向上に繋げています。

倉橋社長のXは、万代の成長を牽引する重要な要素の一つと言えるでしょう。

株式会社万代の強みの一つは、倉橋社長の卓越したマーケティング力。特に重視しているのが店舗の導線づくりです。

お客様をスムーズに導くための3つ段階に分け、導線を構築しています。


1.お客様に来ていただくための導線づくり


・SNS発信、ラジオ、TVCMなどの媒体

・野立て看板、のぼり

これらの媒体を活用し、万代の存在を広く知ってもらうことで、潜在顧客の来店を促進しています。


2.売るための導線づくり


・店内のレイアウト、POP

・ファミリーに喜んでもらえるような企画

商品の魅力を最大限に引き出し、購買意欲を高める店内環境を整えています。


3.リピートをするための導線づくり


・来店してくれた顧客が「得をした!」と感じるようなサービス

・ポイントカード、クーポン、イベントなど

顧客満足度を高め、リピート来店を促す仕組みを構築しています。

倉橋社長は常にこれらの導線づくりについて考え、購買に関する研究を継続しています。

その結果、万代の店舗には常に新しい発見があり、顧客に新鮮な驚きと楽しさを提供し続けることが可能となっているのです。

倉橋社長のこうしたマーケティング力と導線づくりへのこだわりこそが、万代が他社とは一線を画す存在である理由の一つと言えるでしょう。

万代のこれからと必要な人材

株式会社万代は2026年までに売上300億円を目指しています。その過程で上場も視野に入れるほか、「日本のサブカルチャー文化」「リユース」「アミューズメント」を生かした海外展開も検討しています。

そんな万代では多様な人材が求められていますが、具体的には、以下の職種で活躍できるような方です。

・社長の直下で販売戦略やマーケティングの企画ができる方

・コーポレート部門、店舗開発部門、海外事業の立ち上げができる方

これらの職種以外にも、同社は志があり、成長意欲が高い方を求めています。

倉橋社長は「万代は世襲会社ではありません」「皆様は万代の社長になる権利がある」と明言しています。

つまりは、入社間もない方であっても、結果次第で重要なポストにつくことができる可能性があるのです。実際に、入社後4年で子会社社長を経て役員になった方もいます。

さらに新しい風を社内に積極的に取り込むため、スポーツインストラクター、元飲食店店員など、多様なバックボーンを持つ人材が活躍しています。

この記事を読み、同社のことが気になった方はぜひ松橋社長のX投稿をご覧になり、実際に店舗へ足を運んでみてください。

きっと松橋社長や、同社で働く方々の工夫に驚き感動すると思います。

また、同社で働くことに興味がある方は弊社サービスにお申込みください。これまでの経験、同社で活かしたいこと・やりたいことを伺いながら、ご一緒に可能性を探っていきましょう。


▼万代 倉橋社長インタビューはこちら

「年商300億円を目標にエンターテインメントリユースを推進。そして海外展開へ。」

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佐藤 理貴

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